座談会

ただの娯楽じゃない。生活必需品を作っているんだ。商品開発者、熱く語る。

編集部メモ

商品開発に携わる先輩後輩コンビに、思い出に残っている新商品について聞きました。ユーキャンの開発担当は、社内外取りまとめをする総合ディレクター。裁量が大きいからこそのやりがいを語っていただきました。

プロフィール

牧野(Makino)2011年入社。通信販売事業部開発部。誰より多くの案件を抱えながらも、一つひとつの案件に強いこだわりを持つ職人肌。

松枝(Matsueda)2017年入社。通信販売事業部開発部。配属直後に提案したアイデアが採用されるなど、若手の社員の期待の星。

ユーキャンで働くなら、アイデアマンであれ!

—お二人は、元々どういう理由で入社されたのですか? やはり商品開発に興味があったのでしょうか?

牧野:就活時は出版、編集や広告などの仕事を見ていました。ユーキャンに入ったのは、広告制作の仕事に興味を持ったからです。実際、入社して最初の5年間は営業企画としてDM制作をしていました。その後、開発部に異動してきたんです。営業企画のころから音楽系の商材を扱っていたので、今も得意分野は音楽。CD全集などの商品に付属する50ページ以上のブックレットの制作もするので、実は、ユーキャン一社だけで就活時に希望していた出版、編集、広告すべての仕事ができているんですよ。

松枝:私は広告に携わる仕事をしたくて、広告代理店や編集プロダクションを受けていました。文章が好きで、キャッチコピーを考えたいと思っていたんです。広告代理店も魅力的でしたが、必ずしも制作の仕事に就けるとは限らない。その点、ユーキャンは入社したら必ず全員が広告制作に関わるという話を聞いて入社を決意しました。

牧野:私たち入り口が同じだね。ユーキャンに入社する人って、だいたい教育への興味か、広告への興味を持っている人に二分されるよね。

松枝:そうなんですよね。実際、入社してから3年ほど新聞の折り込みチラシなどの広告をつくっていました。あとユーキャンの特徴として、若手にもアイデアを求めますよね。私自身、1年目にたまたま発案した商品企画が通ったこともありました。自分で考えた企画だからということで、その商品の広告制作のかたわら自分で開発もして。そのまま組織改編のタイミングで営業企画から開発に異動したんです。

—その1年目に採用された商品企画はどんなものですか?

松枝:「名作映画で楽しむ英会話」(https://www.u-canshop.jp/movie-english)というDVD全集ですね。

—当時、開発部に所属していなかった松枝さんが、どうやってその企画を通したのですか?

松枝:1年に1回ある開発と営業企画合同のアイデア出し会議で提案しました。

牧野:商品開発は開発部だけの特権なんてことはなくて、営業企画も含めて平等にアイデア出しできる場があるんですよね。

松枝:もちろん、新入社員であろうと関係ない。「名作映画で楽しむ英会話」は、そこで採用されたアイデアだったんです。

ユーキャン撮り下ろし企画を実現!しかも、はるばるブラジルで。

—牧野さんは得意ジャンルが音楽でCD全集などの開発をされているとのことでしたが、何か具体例を聞かせていただけますか?

牧野:演歌歌手の三山ひろしさんの商品を長く担当しています。以前、「三山ひろしの世界」(https://www.u-canshop.jp/miyama/)というCD全集を作ったのですが、こちらの販売成績が順調で。そこで、新しく作ったのがDVD全集。「三山ひろし リサイタル傑作選」(https://www.u-canshop.jp/miyama-dvd/)というものです。

—それぞれ、どんな商品ですか?

牧野:CD全集は全10巻セットの商品です。付属のブックレットにも力を入れていて、三山さんが制作に全面協力してくださっているので内容が濃いんですよ。レコーディングやラジオ出演に密着したり、独自インタビューをしたり。地元・高知で三山さんが出演されているメディア関係者の方々も紹介いただいて三山さんの素顔に迫るインタビューもしましたね。あれは、まだ松枝さんが営業企画だった頃だよね?

松枝:そうです。ちょうど私が三山さんの商品の広告をつくりました。どんな広告にするか考えているとき、牧野さんに、三山さんはどういうアーティストなのか、どういう人柄なのかとか色々聞いたりしましたね。

—DVDの方はどのような商品なのでしょうか?

牧野:DVD全6巻セットなのですが、今回、2公演をユーキャン用に撮り下ろさせていただくことができたんです。

—撮り下ろしの映像はどんな内容なのですか?

牧野:目玉のひとつは、日系移民二世、三世の方々のためのブラジルでのコンサート。ブラジル公演は美空ひばりさんをはじめ、多くの演歌歌手が通ってきた道。今回は三山さんが、ブラジル日系移民111周年を記念する特別公演に招かれ、日本の文化を愛する日系ブラジル人の方々のために演歌を届けました。その公演を収録するために私もブラジルまで密着してきたんです。公演映像だけでなく、ブックレット用の取材撮影までブラジルで敢行しました。

—それはすごい!

牧野:ブラジル公演は、コロナ禍直前の2019年でした。その後、DVD全集の発売が2020年5月。そのころには、もう世間はコロナ禍で。なかなかアーティストたちがコンサートを開催できない時に、この商品を届けることには大きな意義を感じました。お客様からは「コロナでリサイタルに行けなかったから、DVDで観られて嬉しいです」という喜びの声をたくさんいただきましたね。

配属1年目で、ここまでやるなんて、やれるなんて思いませんでした。

—開発部に移られてからの松枝さんの実績も気になります。

松枝:開発部1年目の時に開発したのが「ジェットストリームオーディオ」(https://www.u-canshop.jp/jetstream-audio/)という商品です。ジェットストリームというラジオ番組の初代パーソナリティー、城達也さんのナレーションと、当時流れていた世界の音楽をCDにまとめたものが、ここ15年くらいユーキャンのロングセラーになっています。営業企画時代にその広告を担当していたこともあって、今度はその音源を高級オーディオに収録した新商品の開発担当に任命されたんです。

—CDからオーディオに進化したんですね?

松枝:そうですね。360度スピーカー内蔵のしっかりとしたオーディオに、城達也さんのナレーション12篇と名曲100曲が収録された豪華な商品です。内蔵音源を聴けますし、通常のラジオやCDも楽しめる一体型オーディオになっています。

牧野:当時は隣の席だったので、松枝さんが苦労している姿をよく見ましたよ。

—開発が難しい商品だったんですか?

牧野:オーディオ機械は難しいですね。

松枝:今回はジェットストリームというシニアにとって憧れの世界観を出すために、どれだけオーディオ本体の音をよくできるかが課題でした。牧野さんは音楽関係の経験が豊富なので、実際に聴いてもらって、アドバイスをいただきました。配属されたばっかりだったこともあって、開発としてのスタンスもよく教えてもらいましたね。

牧野:例えば「音のクオリティをここまではキープしたい」といった部分は、メーカーさんとのやりとりが難しいので、その部分で助けたり。ユーキャンとしてこだわるべき部分はどこなのかという大前提の考え方も伝えました。

松枝:音質の問題もありますし、機器の細部までターゲットであるシニア世代の目線に立って開発することにこだわりました。そこは外部のメーカーさんに、ユーキャンとして要望を出さないといけないところなので。リモコンの文字をなるべく大きくするとか、操作を単純化するとか。そういった要望とオーディオ自体のデザイン性やおしゃれ感を両立させるのが難しかったのですが、なんとか形になったかなと。おかげさまで売れてます(笑)

私たちだからお届けできるものがある。

―商品が売れている理由は、どんなところにあると思いますか?

松枝:城達也さんによるジェットストリームという番組を聞いていたのは、団塊世代の男性陣。顧客層がユーキャンの通信販売のターゲットとマッチしていたんだと思います。それと、「近くにCDショップがなくて探していたらユーキャンのDMで案内があった」「体力的には海外旅行に行けないけど、音楽で疑似体験できる」「コロナが明けたらここに行こうと想像しながら聴くのが楽しい」といった声も寄せられています。

—コロナも影響しているのですね。

牧野:自分たちは娯楽を作っていると思っていたんですけど、何かそれ以上のものを作っているんだと、このコロナ禍でより強く感じています。

松枝:生きていく上でなくてはならないものを作っている感覚ですよね。

牧野:そう! 開発部の私たち自身、プライベートでもエンタメやカルチャーが好きだから、ないと困るというお客様の気持ちがよく分かる。お客様が期待してくださるからこそ、買っていただくのにふさわしい価値のある商品をつくりたい。その責任を胸に、日々アイデアを練って実現させていくのが、商品開発の仕事なんだと考えています。

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