働きやすさの秘密、教えます。仕事も育児も無理なく両立させる女性社員座談会。

プロフィール

黒崎(Kurosaki)2000年入社。入社以来、一貫して教育事業部に在籍し、さまざまな講座の開発や改訂業務などを幅広く担当。現在は、講座指導部で受講生の学習サポートをしている。

林(Hayashi)2001年入社。教育事業部の書道手芸企画課に在籍し、その後、ウェブマーケティング部を経てメディアマーケティング部へ。紙メディアを中心に多彩な媒体の広告制作に携わる。

清水(Shimizu)2006年入社。通信販売事業部から教育事業部へ異動した後、現在は通信販売事業部に戻り、文化教養事業マーケティング部メディアマーケティング課に所属。教育事業部での経験を通販商品の広告制作に活かしている。

女性だから活躍できるのではなく、その人だから活躍できる環境がある。

—ユーキャンには、女性ならではの視点を活かせる仕事がありますか?

黒崎:女性だからいい、逆に男性だからいいみたいな風潮はないですね。例えば、女性から人気の講座は女性社員のほうが受講者の気持ちを理解しやすいというのはあるかもしれませんが、女性だから、男性だからといって仕事内容が狭まることはないんです。例えば、女性から人気が高い手織り講座の開発担当は男性社員ですからね。

林:DM制作でも同じことが言えます。女性の受講生が多い手芸系の講座を男性が担当することもあれば、男性の受講生が多い電気工事士の講座を女性が担当することもあります。

清水:さらに言えば、性別だけではなく、自分とは違う年代の方に向けた商品に携わることも多いです。重要なのは、お客様がどんなものを求めていらっしゃるかを想像する力ですよね。

林:教育事業部では、開発部が新しい講座を作る際にマーケティング部門にも意見を聞いてくれるんです。食や育児など特に女性向けテーマの講座は、各部署の女性メンバーから熱いコメントがたくさん寄せられます。さまざまなライフステージの人がいますし、皆さんのストレートな意見は貴重だと思います(笑)。

黒崎:分かります。遠慮なく意見を出してもらえるので、みんなで講座をつくっていくイメージですよね。担当者一人だけだとどうしても視野が狭くなるので、違った意見が聞けるのは嬉しいんです。

―大事なのは、年齢性別関係なくお客様の求めていることを想像することなんですね。そんな中で、皆さんはどんな取り組みや工夫をされていますか?

清水:通信販売事業部では、年に何度か新商品企画を出す機会があるのですが、そこでは年次や役職に関わらず、積極的に新しいアイデアを出すことができます。最終的にはお客様が判断するというのが社内の共通認識なので、けっこう冒険した案も含めて自由に企画を考えることができますね。やってみたら意外な案がお客様から評価されることもあるんです。

林:そういった意味では、お客様から教えていただくことは沢山ありますよね。ユーキャンでは、広告制作の際に数パターンの案でテストをして、最もお客様の反応が良い原稿が勝ち残っていきます。テストでは勝つことも負けることもありますが、大事なのはお客様の反応からその原稿のどこが良かったのか、悪かったのかを読み取って次に活かしていくことです。

黒崎:講座指導部の仕事でも、それは変わりませんね。講座自体はテストできませんが、例えば、ある講座で試したことに対するお客様の反応が良かったら、似た他の講座にも展開してみようとか。どこの部署であっても、ユーキャンの文化は共通しているんですね。

仕事と育児の両立は当たり前。それが全社の共通認識。

—ワークライフバランスについてはいかがでしょうか。

林:仕事のペースは個人の裁量に任されています。だから、時短勤務もしやすいんです。予定を立てて、長期休暇を取って旅行に行く人もいますね。子育てがある人は、産休と育休を取った後に時短勤務で仕事に戻り、徐々に勤務時間を伸ばしていくことが多いです。

黒崎:私も子供が2人いて、時短勤務が8年続いています。ユーキャンは社員のプライベートを尊重する会社なので、時短で働くことに負い目を感じることはあまりないですね。

清水:確かに、あまりないですね。私は時短勤務で16時45分まで働いていますが、最初は16時まででしたが子供の成長に合わせて、15分ずつ時間を調整しています。フルタイムであることにこだわるより、毎日、無理なく会社に来られる環境を作ることが大事なので。子供が熱を出したとか、突発的に休まざるを得ない状況も理解してくれる人が多く、働きやすい環境だと思います。

林:フレックスタイム制度が導入されてからは、いっそう働きやすくなりましたね。例えば、子供の忘れ物を届けていて出社が遅くなったら、その分、長く働こうとか勤務時間を調整ができます。

黒崎:フレックスは本当に助かりますね。朝、子供がいつもより10分長くぐずったとかで遅れてしまうこともありますから。

林:時短勤務が終わった後でも、仕事と子育てを両立しやすくなりましたよね。

―産休取得後も、復帰される方が非常に多いと聞いています。

清水:多いと思います。ほとんどの方が復帰されているんじゃないでしょうか。私も、そもそも復帰しないという選択肢は考えていませんでした。会社に産休を申請した際も、自然といつ頃から復帰するかという話になりました。

林:あと、産休を理由に復帰後の仕事内容が変わってしまうということもほぼないと思います。私はウェブマーケティング部にいたときに産休・育休を取得したのですが、戻った時も仕事は変わりませんでした。業務内容はそのままで、時間内に終わる量の仕事を割り振っていただいて。時間通りに帰れなかったということはないです。

—男性が産休や育休を取る機会もあるのでしょうか。

黒崎:最近は男性も育休を取得していますね。うちの部署でも育休明けの男性社員がいますが、子供が風邪ひいたからと早めに帰ったり、「小児科に連れていくので仕事に遅れます」という連絡が入ったり。そもそもユーキャンには残業の文化がないので、男性女性問わず、仕事と育児を両立している人が多いんです。

 

育児を経験しているから分かることもある。できることもある。

—目標にしている先輩女性社員はいますか?

林:うちの部署にはお子さんがいて管理職をされている女性社員がいます。家庭と両立しながらいかに仕事を回していくか、近くで見ていて非常に学ぶことが多いです。経験者ならではのアドバイスもいただけるので、とても参考になります。

清水:子育てをしながらキャリアを積まれている方、多いですよね。そういった方々は限られた時間の中で成果を出すために何ができるかを常に考えています。皆さんはしっかり仕事をこなしつつも、残業せずに決まった時間で帰る。子供を言い訳にしないところが、すごいなと思います。私も復帰してから、時間内にどうやって仕事を終わらせるか、以前よりも優先順位をしっかりと考えて組み立てられるようになりました。

黒崎:私たちは子育てをしながら仕事をしていくキャリアを選びましたが、子育て経験の有無に関わらずそれぞれのライフステージをすごく尊重して、困ったことはないか気にかけてくれる先輩もたくさんいますね。そういう風に、自分とは違うキャリアを選んだ人にも、寄り添ったサポートができる人になりたいと思います。

—子育ての経験が、仕事に活かされることもあるのでしょうか?

林:尊敬する上司も言っていたのですが、子育てをしていると褒め上手、聞き上手になると思うんです。子供って時にすごく理不尽なことを言ってくるじゃないですか。だから以前より、大人は建設的な話ができてありがたいなって思うようになるんです(笑)

黒崎:すごくよく分かります(笑)大人は駄々こねたりしないし。

清水:人に優しくなれますよね(笑)

—最後に、皆さんのこれからの目標について教えてください。

清水:焦らず、着実に。そして、楽しく仕事をしたいです。仕事と育児の両立について不安を感じている後輩には、楽しそうに仕事をしている先輩の姿を見せるのが一番いいと思うので。それと、常に余裕は持っていたいです。仕事にも子供に対しても。ピリピリしていると、子供にも伝染するんですよね。気持ちに余裕を持って過ごすことが子供にも仕事にもいい影響を与えると思うので。

黒崎:清水さんのおっしゃるとおり、子育て中も焦らない心持ちが大事ですね。そこが一番難しいのかもしれませんが、日々成果を出して、仕事を楽しいと自分で思えるようにする。目の前の仕事をきちんとやって、子育ても仕事も上手くできるように工夫していきたいです。

林:私も同じく、心に余裕を持って楽しく仕事をしていきたいです。そのためにもタイムマネジメントや自己管理が大事になります。子供がいる、いないに関わらず心に余裕を持って働いた方が生産性も上がるし、プライベートも充実させられますよね。あと、ユーキャンの仕事は規模が大きいので、けっこう子供の目にも入るんです。そんなとき「これお母さんが作った広告だよ」と子供に伝えて、働くことの楽しさも教えていけたらいいなと思っています。

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