通信販売事業部役員に聞いた!ユーキャンの求める人物像は?
プロフィール
手島(Teshima)通信販売事業部 執行役員 1990年入社
教育事業も通信販売事業も、必要な資質は変わらない。
―早速ですが、手島さんが考える通信販売事業部の求める人物像について教えていただけますか?
手島:僕は教育事業も通信販売事業も扱っている商品が違うだけで、必要な資質ってあまり変わらないと思っていて。大切なのは、何事にも興味を持てることと、それを楽しめること。僕自身、入社以来ずっとこの仕事を楽しんできました。
―具体的にはどんな面白さがあるんでしょうか?
手島:通信販売事業なんか特にそうですけど、自分で商品も作れるし、それを売るための広告も作れる。ダイレクトマーケティングなので、お客様の反応もダイレクトに見られる。テストマーケティングで出した新しい広告の反応率が、過去の広告に対して勝ったか負けたかも一目瞭然。すごく面白いと思いませんか?それを楽しめる人がユーキャンには集まっているのかなと思います。
―確かに、皆さんテストマーケティングのことをすごく楽しそうに話しますよね。
手島:そうそう。テスト文化があるのでうちはすごくチャレンジがしやすい。かといってどこの通販会社や通信教育の会社もそうかと言うと、きっとここまでテスト主義じゃないと思うんですよね。「新しい広告をテストマーケティングで出しましょう」と言っても、「いくらかかるの?」「費用対効果は?」「じゃあ却下ね」って結構なりがちだと思うんです。
―確かに、うちはそういうことはほぼないですね。
手島:僕含め管理職にもテスト文化がDNAとして染みついているので、「テストしない」という考え方にならないんですよね。というか、上司も自分の考えで「ダメだ」って言えないんです。だって、答えを持っているのは我々ではなくお客様ですから。テストして、お客様に答えを聞いてみるというプロセスは絶対必要なんです。
―そういう環境を活かせるのは、どういう人材だと思いますか?
手島:実行力がある人だと思います。アイデアを考えるだけじゃなく、実際に行動してカタチにできる人。アイデアだけあっても動けない人よりは、まずは行動に移す、やってみる方がよっぽどいい。それで仮に失敗しても、そこから学びを蓄積することができますから。
例えば『水墨画講座』にも、興味と楽しさを見出せる人がいい。
手島:あと、これは余談なんですが、以前面接で「テストマーケティングで勝った、負けたを繰り返していて、会社の雰囲気悪くならないんですか?」って質問があったんですよ。
―上司と新人が一緒に広告出して、新人が勝っちゃったときとか?
手島:そうそう。でも、まったく変な雰囲気にはならないですよね。負けたテストからも学ぶことはいっぱいありますし。勝ち負けで一喜一憂するというよりは、それをどう積み重ねていくかの方がよっぽど大切。極端なことを言えば、勝ちもしなければ負けもしない、反応がほとんど変わらない広告が一番やっかいなんです。それなら、100対50で負けてくれた方がまだ学ぶことが多い。
―勝ち原稿、負け原稿みたいな言い方をするから誤解されるんですかね?
手島:そうかもしれません。でも、そこもうちのカルチャーですよね。波風立たない言い方、例えば「ベター原稿」みたいなフワッとした言い方にしちゃうと、会社全体のモチベーションもなんかフワッとしてしまいそうで。
―確かに、なんだかうちらしくないですね。ところで最初に話されていた「何事にも興味を持てるか」というのはなぜ大切なんですか?
手島:自分がもともと興味や関心のなかったものに向き合ったときに、そこに楽しみや新たな発見を見つけられるか、と言うことです。僕自身、入社して最初に担当したのはシニア向けの『水墨画講座』の広告制作。水彩画でも油絵でもなく水墨画ですよ?大学出たばかりの22歳の若者がなかなか興味を持ちづらい分野ですよね。
―ユーキャンにはシニア向けの講座もけっこうありますしね。
手島:しかも僕は絵がめちゃくちゃ下手だった。
―なるほど(笑) それは確かに興味持ちづらい。
手島:でも、講座のことを調べて水墨画の世界をのぞいてみると、これがまた奥が深いんです。きちんと技術を身に付ければ、墨の濃淡のみで驚くほど多彩な表現ができる。そこがすごく面白くて。そんな風に、自分の興味なかった分野の講座や商品に価値を見出すかということは、広告作りにおいてすごく大切です。もともと興味のなかった自分が「面白い」と感じたということは、同じように感じる人はきっと多いはず。それはつまり、広告の訴求ポイントになり得るということですから。自分がどんな講座や商品の広告を担当したとしても、その講座や商品に興味を持って楽しめる人は、どこの部署に行っても活躍できると思いますよ。