特ダネスクープ!知られざるユーキャンのCMの制作秘話がついに明らかに!

プロフィール

藤田(Fujita)

2020年新卒入社。教育事業部マーケティング部サイト企画課所属。

事前調査を制するものが、CM制作を制す。

―まず、ユーキャンのCMについて教えてください。

藤田:ユーキャン教育事業のCMには「チャレンジユーキャン」と「ブランド」の2種類があります。「チャレンジユーキャン」のCMは受講の様子や合格の喜びをそのまま描くことで、見ている方に「興味があることを学ぶって楽しいんだ」と自分ごとのように共感していただき、「多忙なタレントさんでもつづけられるんだ。なら自分もやってみたい!」と思っていただくことを狙いとしています。一方で「ブランド」のCMは、新しい学びに挑戦する方の背中を押し、年齢や立場にとらわれない生涯学習を知ってもらうことが狙いです。

—CMはどの部署の方がつくっているのでしょうか?

藤田:CM専門の部署があるわけではなく、色々な部署から選抜されたメンバーでチームがつくられます。 CMを作るだけでなく、繁忙期を迎える年始に向けたブランディングプロジェクトを動かすために1年単位で結成されるチームですね。チームでの私の役割は、サイト企画課の若手社員として意見を出すことです。若手だからと臆することなく、どんどん自分の意見を言うようにしています。

―どのような工程でユーキャンのCMは作られているのでしょうか?

藤田:「チャレンジユーキャン」のCMも「ブランド」のCMも、市場調査をしてから戦略検討をして、実際の企画制作に入ります。1年がかりのプロジェクトになりますね。

—市場調査、戦略検討、企画制作の3つのフェーズでは、それぞれどのようなことをするのか教えてください。

藤田:制作にあたって各CMのコンセプトを決めるのですが、そのためには市場調査が欠かせません。「今資格を取得したいですか?」「どんなジャンルに関心がありますか?」といった項目でアンケートを取り、世間の関心事を明確にとらえていきます。

—市場調査がその後のフェーズの土台になるのですね。

藤田:その通りです。市場調査はかなりの時間をかけて綿密に行いますね。

“来年の日本”に届くコンセプトを作る。

—戦略検討のフェーズでは、何をするのでしょうか?

藤田:市場調査の結果をもとに、CMが流れる来年の世の中についての仮説を立てます。例えば、ある年の調査では、将来への不安を抱えている人が多いことが分かりました。それを踏まえてCMが流れる時期はどんな世界で、どんな内容で訴求すれば良いのかチームで考えます。将来への不安感はまだあるのだろうか?不安に駆られて手に職をつけなければと考える人に、ただ楽しさを訴求する内容でいいのだろうか?などと議論をしながら、戦略を立てていきます。

—コンセプトは、戦略検討の中で決まるのでしょうか?

藤田:そうですね。私も打ち合わせなどを通してコンセプトの方向性づくりに携わりました。2023年のコンセプトは、「チャレンジユーキャン」の方は「じぶんらしさを、チカラに。」で「ブランド」のCMの方が「さあ、あなたらしさを、チカラに。」でしたね。

—そこまで固めて、いよいよ企画制作に入っていくわけですね。

藤田:はい。まずはCMに出演していただくタレントさんを決めます。チームで話し合って候補を絞っていきますが、主要ターゲットとなる女性陣の意見も重要です。特にチャレンジユーキャンは、見ている方に共感してもらう必要があるので、ご自身の生き方やスタイルを貫かれている方に魅力を感じて選ばせていただくこともあります。

—タレントさんを決めたあとは、どうするのでしょうか?

藤田:「チャレンジユーキャン」のCMにご出演いただくタレントさんには、希望の講座を実際に受講していただきます。私たちは、広告代理店の方から企画コンテ案をいただいて、演出の方向性やセリフなどを確認していきます。

—撮影などのクリエイティブの部分に、プロジェクトチームはどのように関わるのでしょうか?

藤田:私はほとんどの撮影に立ち会いました。撮影は監督にお任せしますが、演出がユーキャンのイメージに沿っているか、タレントさんの表情はどうかなどの、気になる点がないかチェックします。撮影だけでなく編集の段階でもチェックを行いますね。意見を言うときは緊張しますが言いにくい空気はまったくないので、チームのメンバーとして意見を言わせていただきました。

—チェックする時には、特にどこを見ているのでしょうか?

藤田:映像の綺麗さなど、作品としてのクオリティはクリエイターさんたちが高めてくださるので、我々は「検索窓をもっと大きくしてください」「『チャレンジユーキャン』の声をたたせてほしい」など、こちらの意図する訴求ポイントが視聴者にきちんと伝わる内容になっているかをチェックします。

本気で講座に挑む。タレントも、チームも。

—ところで、視聴者なら誰しも気になるところだと思うのですが、タレントさんは本当に講座を受講しているのでしょうか?

藤田:もちろん実際に受講していますよ。受講込みでの依頼となるので、一般的なCMより時間がかかりますし、準備が大変なんです。講座の受講や資格試験に向けたスケジュール調整など、撮影までの道のりは長いですね。

—引き受けるタレントさんも、本気で勉強するのですね。

藤田:その通りです。本当に合否が分からない状態で撮影に挑んでいただくので、撮影の間は不安そうにされているタレントさんもいます。でも、合格が発表された瞬間、弾ける笑顔や心からの「やったー!」と言う声を聞くと、こちらもとても嬉しくなりますよ。実際に受けていただくからこそ、学びの楽しさや喜びがリアルに伝わるクリエイティブになっているのだと思います。

—準備期間が長いからこそ、放送された時にやりがいを感じるわけですね。

藤田:そうですね。TVで放送された後にSNSで盛り上がっているとお客様に届いているんだなと嬉しく思います。

—藤田さんはメインで担当されているお仕事と並行してCM制作に携わっていますが、大変さは感じますか?

藤田:そうですね、私はその時期「新春!学び応援キャンペーン」のwebページを主に担当していたのですが 、繁忙期にCMとの同時並行になると、やはり忙しいです。でも、業務量の調整をしてもらえますので、忙しくても苦しむことはなく、やりがいを持って働けましたね。

—ありがとうございます。最後に、これからの目標を教えてください。

藤田:プロジェクトチームでもそうですが、ユーキャンには若手が新しいことに挑戦していける環境があるので、これからも自分の力を最大限発揮できる環境で色々なことに挑戦していけたらと考えています。実際、入社してたった3年で、web施策の認知拡大から購買促進まで、さらにはCM制作と、 本当に貴重な経験ができました。これからもっと経験を積んで、新しいお仕事にも柔軟にチャレンジしていきたいですね。

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