1年に1度実施されるキャリア・チャレンジ制度。利用者に話を聞いてみました。

プロフィール

宮島(Miyajima)2011年中途入社。講座指導部から制度を利用し、人事部労務管理課へ。

倉澤(Kurasawa)2014年中途入社。同じく講座指導部からキャリア・チャレンジ制度を利用し、教育事業部DMマーケティング部4課へ。

これまでのキャリアを活かせる新天地ユーキャンへ転職。

——おふたりはともに中途入社で、かつては同じ部署に所属し、キャリア・チャレンジ制度を使った仲間なんですね。

倉澤:はい。以前は、講座指導部の同じ課にいたのですが、ふたりともキャリア・チャレンジ制度で、現在の部署に異動しました。もちろん、お互いに異動の理由はポジティブなものですよ。

—同じタイミングで異動されたんですか?

宮島:先に私が異動しました。

倉澤:宮島さんがキャリア・チャレンジにエントリーしていることは、一切、漏れ聞こえてきませんでした。だから、異動が発表された時は、すごくびっくりしましたよ。「えっ、本当に!?」って(笑)。異動って本人にも周囲にとっても繊細なことなんで、そこまで情報がシャットアウトされる制度なら、自分も思い切って挑戦できるなと思ったんです。

宮島:それはありますよね。希望の異動先とマッチしなかったとしたら元の部署に残るわけですよね。その時のことを考えると、公開されないのはありがたいと思います。

—キャリアチャレンジの経緯の前に、入社までの経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか。

倉澤:大学卒業後から10年以上、雑誌の編集に携わってきましたが、専門学校内の編集プロダクションで働いたことが大きな転機になりましたね。実はその時、専門学校で講師を務める機会もあって、人を育てる仕事、「教育」に興味を抱くようになったんです。日本全国で教育事業を展開するユーキャンなら、もっと大きな規模で教育に関われる。そう思って、転職を決めました。

宮島:私は新卒で人材サービスの会社で営業をしていました。その後、転職して2社目の会社では、クーポンサービス事業の立ち上げに関わりました。その後、ユーキャンが、ユーキャン・キャリアサポートという新会社で人材サービスを立ち上げることを知り、前職2社での経験が活かせると思い、入社したんです。

—では宮島さんは、キャリアチャレンジの前にユーキャン・キャリアサポートからユーキャンへ転籍されているんですね?

宮島:そうです。ユーキャンと同じ事務所なんですが、ユーキャンの仕事も社員のことも全然知らないなと思ったんです。せっかくここに来たなら、もっとユーキャンにどっぷり浸かりたいと思って、転籍を上司に願い出たんです。

—それが叶ったわけですね。キャリア・チャレンジ制度に限らず、チャレンジに寛容な社風を感じさせるエピソードです。

宮島:転籍してからは、開発部に所属していました。介護福祉士の国家資格を取得するために対面授業が必須になったのですが、ユーキャンは通信講座に強みを持っている一方で対面授業のノウハウがなかった。そこで、対面授業に協力してくれる委任先を探し、交渉する業務にあたっていたんです。金額交渉だったり、問い合わせ対応だったりと、前職の営業の経験が活かされましたね。その後、講座指導部に異動してきました。

大好きなユーキャンにいながら『疑似転職』ができる。

—そして遂にキャリアチャレンジですね。挑戦した理由や経緯などを聞かせてください。

倉澤:挑戦した理由はふたつです。まず、当社の事業を支える「ダイレクトマーケティング」の根幹について学びたいと思ったから。二つ目が自身の視野を広げるため。二度の転職経験から、似たような業務を長く続けると、視野が狭くなり、成長が止まる危険性があると感じていて…。私にとっては未知の領域のマーケティングを学ぶことで、大きく成長できると思ったんです。

宮島:私の場合は元々、人事の仕事にあこがれを持っていたからですね。1社目の人材サービスの会社で仕事をするなかで、他社の人事のお手伝いをすることはあっても、自社の人事はやったことがなかったので。人事だけに限らず、組織づくりに関わりたかったんですよ。そんな思いもあって、ユーキャンってすごく働きやすい会社なんですが、もっと働きやすくできるんじゃないかと思うようになったんです。そこで、キャリア・チャレンジ制度を利用して、社内の制度改革なども提案できる労務を希望しました。

倉澤:同じ中途入社の宮島さんが異動されたのを知って、「中途で入社した身でも、キャリア・チャレンジはできるんだな、自分も挑戦していいんだな」と思いましたよ。

宮島:中途社員はそれまでのキャリアを買われ、何かミッションを持って入社しているので、未経験の部署に行くのはどうなんだろう…とも思いましたけどね。でも、ユーキャンはそうは考えない。

倉澤:そうですね。前職や前部署でもマーケティング経験がない私でも、当部への異動が叶ったことからわかるように、ユーキャンは未経験者の挑戦に寛容な会社ですよね。

—無事チャレンジが成功し、今はどんなお仕事を? 変化はありましたか?

倉澤:主な業務は、当部発信のダイレクトメール(DM)発送システムの管理です。このシステムを管理するうえでは、当社のDMやダイレクトマーケティングの基礎知識や仕組みを理解する必要があるので、未経験の私にとっては勉強の毎日ですね。正直、苦労も多いですが、その分、前部署にいたままでは知ることができなかった、当社のマーケティング構造や、各部署の考え方を理解するいいきっかけになったので、日々、おもしろがりながら業務に臨んでいます。

宮島:私は人材サービスに関わっていたので、人事、労務のことはある程度知っているつもりでしたが、いざ自分がやるとなったら知らないことが多かった。だから、とにかく勉強するようになりました。労務の仕事には、膨大な量の法律の知識が必要です。しかも、何事もなく円滑に進むことが当たり前だと思われているところがあるので、ミスが許されない。知識不足は言い訳にできないんです。だから、今はとにかく勉強。今日もカバンの中に参考書が3冊も入っているんですよ。予備校生みたいでしょ?想像以上に頭と体の両方を使って、いい刺激になっています。

―ずばり、キャリアチャレンジしてよかった?

倉澤:はい、よかったです。

宮島:私も、よかったです。まわりの皆さんも前向きなんですよね。異動の際、上司には「人事を経験して、それからまた講座指導部に戻ってくるのも、違った視点で仕事ができておもしろいかもね」って送り出してもらっています。

倉澤:転職には、新しい仕事や職場に出会える反面、リスキーなこともたくさんあります。キャリア・チャレンジであれば、ユーキャンで培ったスキルや知識、人間関係とかを引き継げる分、転職よりもハードルが低い挑戦だと思いますね。

宮島:「キャリアアップしたいな、環境を変えたいな。でも、やっぱりユーキャンが好き」という人におすすめですね。

—最後に、キャリアチャレンジ後の新ステージでの目標を聞かせてくださ

宮島:会社がここまでやってくれているから、自分たちも頑張ろうって思ってもらえるような環境をつくっていきたい。それをいかに労務の立場から提案していけるか。そこが目標ですね。私が異動するころにはもうフレックスが始まっていましたが、そういった新しい働き方のスタイルも提案していきたいです。

倉澤:近い目標は、現部署で学べることはすべて学び切って売り上げに貢献できる人材になること。遠い目標は、周囲から頼られる存在になること。前職、前部署、現部署で身につけたスキルや経験から広い視野を持って、社内外で困っている人を助けられる存在になれればと。まだまだ、道のりは長そうですけどね(笑)。

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