「通信販売事業部ってこんな部署!」若手4人に語ってもらいました。

プロフィール

酒井(Sakai)文化教養事業 マーケティング部 データベースマーケティング課 2012年新卒入社

水口(Mizuguchi)文化教養事業 マーケティング部 メディアマーケティング課 2015年新卒入社

山田(Yamada)ココチモ事業 マーケティング部 マーケティング課 2019新卒入社

市川(Ichikawa)文化教養事業 マーケティング部 メディアマーケティング課 2020年新卒入社

扱う商品やターゲットが変われば、広告手法は大きく変わる。

―「教育事業」と「通信販売事業」、それぞれのマーケティングの違いは何ですか?

酒井:一番の違いは、ターゲットの年齢層ですね。教育事業のターゲットは20代、30代の若い方から幅広くいらっしゃいますが、通販事業のお客様はシニアの方が中心です。基本的なマーケティング手法やデータ分析の方法はそれほど変わりませんが、アプローチする層が異なれば広告表現は大きく変わります。また、教育事業に比べるとウェブ広告よりも新聞などの紙媒体の広告の比率が高いです。新聞自体縮小傾向にあると思われがちですが、新聞を購読されている方は知的好奇心旺盛な方が多く、ユーキャンが提供する文化教養系の商品ととても相性がいいんです。

―ここからはそれぞれの担当業務について教えてください。

水口:私たちメディアマーケティング課は、新聞広告を出稿する媒体の選定と、新聞広告の制作までを担当しています。

―では、酒井さんのデータベースマーケティング課の仕事は?

酒井:過去に商品を購入いただいたことのあるお客様に対してDMを送り、他の商品の購入をおすすめしています。購買履歴をもとに、「あの商品を購入いただいた方なら、この商品にも興味を持っていただけるかも」と考え、DMでご案内し、二次収益化につなげる役割ですね。

―具体的にはどのような手順で進めるんですか?

酒井:商品ごとに担当を決め、どんなお客様に商品をご案内するのかまず計画を立てます。購買履歴や顧客属性等のデータとにらめっこしながらアイデアを出し、実際にDMを制作します。その後、DM送付後の反応率を見ながら、仮説検証していくイメージですね。

―山田さんと市川さんの業務内容は?

山田:ココチモでは商品ごとに担当が付き、新聞やDM、カタログなど一通りの広告制作を行います。他商品の広告制作と並行して、カタログや新聞に載せる商品撮影やモニターさんへのインタビューなども進めなければならないので、仕事の幅はかなり広いですね。

市川:私は、水口さんと同じメディアマーケティング課で、新聞広告の制作を担当しています。入社してまだ3カ月ですが、一から原稿を作成したり、過去の広告のマイナーチェンジをしたりと、色々チャレンジさせてもらっています。

―新聞広告とDM、それぞれ制作される方々が集まっていますが、本音を言えば、どちらの仕事が面白いと思いますか?

水口:人によって感じ方は違うと思いますが……個人的には限られたスペースで情報を伝える新聞の方が好きですね。私は入社後1年半新聞広告を担当し、2年目の途中から新規事業プロジェクトチームで新聞とDMの両方を担当しました。新聞はある程度紙面の大きさが決まっているので、その中でいかに商品の魅力を伝えきるかを常に考えています。一方で、DMはカタログを入れたり、手紙を入れたりとできることの幅がかなり広い。一つのDMに入れる情報の量もすごく多くなるので、最初は逆に何を伝えればいいのか戸惑いましたね。

酒井:新聞は一目見て興味を惹きつける必要があるのでインパクトが大事になる。一方でDMは1対1のやりとりになるので、「これまでにこんな商品を購入しているお客様に向けたもの」という意識を持つことが大切です。ターゲットを具体的にイメージできれば、より具体的な提案も可能になる。DMに入れる案内レターも手書きにしたり、商品開発秘話を書いたりもできるので、商品に対して愛着を持ってもらえるという側面もありますね。私の場合は、紙面が限られている新聞よりも、伝えたい情報やコピーをどんどん盛り込めるDMの方が向いている気がします。

誰とでも気軽に話せる関係性が、ノウハウ共有を加速させる。

―担当業務は様々ですが、普段みなさんの関係性はどうですか?

市川:それぞれチームが違っても社員同士の会話は多いですね。新人の私でも、通販事業部内で話したことがない人ってほとんどいないかも。休憩中にたまたま隣にいた人と話したりもしますし、自分が作った広告に意見をもらうために違う課の先輩に見てもらうこともあります。

―先輩に見てもらうって緊張しませんか?

市川:緊張はもちろんありますけど、ダメなまま出稿しちゃうよりは、人の意見を聞いてブラッシュアップした方がよっぽどいいと思うので。

酒井:広告の良し悪しって社内にも正解がないんですよ。何が正解だったのかは、お客様の反応を見てはじめてわかる。でも、できるだけ正解に近づけるために、社内の知略を集めることはすごく大切だと思っています。過去に似たような商品を担当した先輩に、どんな広告を作ったのか、そのときの反応率はどうだったのかを聞いてみたり。そういう議論は社内のいたるところでされていますね。

山田:ココチモでもよくやっています。隣の人に「こっちのコピーとこっちのコピー、どっちがいいと思う?」みたいな。

酒井:あと、実際にABテストをやってみて、良い結果が出たときはすぐに他のチームにも横展開しています。「このレイアウトよりこっちの方が良かった」とか。

山田:実際、ココチモでも酒井さんが過去に作った広告のコンセプトを参考にしてDMを作ってみたんです。

酒井:見たよ~!テスト結果を活用してもらえてうれしかった!

山田:それがまたすごく反応率が良くて。今度はまた別の商品に横展開しました。

―部署を超えたコミュニケーションもけっこう活発なんですね。

酒井:周りに意見を聞くというのはみんな当たり前にやっていますね。あと月に1回、通販事業部の若手が集まってABテストの結果をもとに意見交換会もやっています。

山田:大抵はみんな席が近いので、聞きたいことがあったらデスクまでいってその場で聞いちゃいますけど(笑)

入社後1ヶ月で新聞広告を担当。ユーキャンでは普通のことです。

―最後に、通販事業部の魅力を教えてください!

市川:部というか会社の魅力になっちゃうかもしれませんが、自分の責任で決められることがすごく多いこと。実際に僕も入社後1ヶ月で一つの商品を担当し、広告を掲載する新聞の選定から、原稿制作まで任せてもらえた。かといって、放任されているわけではなく順序だてて仕事の進め方は教えていただけますし、わからないことがあればすぐに相談できる環境なので、安心してチャレンジできました。

山田:私が魅力に感じているのは、仕事の幅がめちゃくちゃ広いこと。広告の原稿を制作するだけじゃなく、将来のヒット商品候補を探してきたり、開発者に開発秘話をお聞きしたり、撮影に立ち会ったり、ここまで多種多様な仕事を経験できるというのは大きなやりがいにつながっています。

水口:通販事業部って、扱っている商品が趣味・教養分野のものが多いので、商品研究の過程で様々な音楽や映像作品に触れられることも魅力ですね。自分がこれまで知らなかったジャンルの音楽でも、聴いてみるとその魅力に気づかされることが多いです。

酒井:川上から川下まで、つまり商品を企画し広告を制作し、実際に販売してお客様の反応を見るところまで、すべてを自分でできるというのも面白いポイントですね。自分が考えた施策の結果がダイレクトに見えるので、スキルアップにもつながると思います。あと、みんなも言っていましたが、チャレンジしやすい社風も魅力。自分のアイデアが商品化されたり、今までにない広告手法にトライしてみたり。それを、みんなが当たり前にやれているのが、通販事業部というかユーキャンの何よりの魅力なのかなと思います。

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